MarvelEX 施工コンテスト2021 受賞作品

部門紹介

最優秀賞	全作品中1作品
ウリンデッキのあるお庭の風景賞　住居部門	金賞　銀賞　銅賞
ウリンデッキのあるお庭の風景賞　非住居部門	金賞　銀賞　銅賞
ウリンフェンスのあるお庭の風景賞	金賞　銀賞　銅賞
MarvelEX®賞	金賞　銀賞　銅賞（該当なし）
SDGs理材活用®賞	金賞　銀賞　銅賞
審査員奨励賞	４作品
アイデア賞	２作品
ウリン維新賞	１作品
最多応募施工店賞	施工店様１店舗
最多応募販売代理店賞	販売代理店様１店舗
リバイバル賞	金賞　銀賞　銅賞　各３作品

大分県

大日本木材防腐株式会社様

コメント：マンション最上階で、3方向にベランダがあり、約100㎡ウリン材を敷き詰めました。
眺望がいい側には、フェンス・テーブル・ベンチもウリン材で施工。
とても居心地のいい空間を作ることができました。
室外機カバーやフェンスには、30×40の材や、短尺材を使って理材も活用しながらウリン尽くしのベランダにしました。

大阪府

角武様

コメント：私は公益財団法人関西フィルハーモニー管弦楽団で打楽器奏者として演奏活動を行っております。また演奏活動の傍ら、自身の経験を生かしてマレットを制作しております。
オーケストラの活動に協賛をいただいております林田様を通じてウリンという木材の存在を知りました。
職業柄、木材を扱うことが非常に多いのですがウリンを自身の演奏活動の一部に取り込めないかと思いこのようなマレット（バチ）を制作いたしました。シロフォンと言うローズウッドで出来た音程のある鍵盤を叩くマレットです。よく用いられるマレットの材質は黒檀や樹脂が多く、それ以外のラインナップをという思いでウリンを使用したところ非常に高質な高次倍音を含む鋭い音色のマレットが完成しました。
また今回のマレットは、ウッドデッキを制作した際に出る端材の中から選定を行い、自宅のボール盤で加工を行いました。佛珠刀を使用して球体に加工し、シャフトを通すための穴を開け接着しております。
0.1mmのズレも許されない加工は、専用の装置がない中非常に難しいものではありましたが、完成したマレットを自身の演奏活動や、その他のオーケストラの打楽器奏者に使用してもらったところ評判も非常に良く今後の制作意欲につながるものとなりました。

三重県

株式会社東万様

コメント：

きっかけは、お客様の何気ない一言からのスタートでした。お客様が描いた簡単なスケッチからイメージを膨らませ、何度も打合せを重ねながらお客様の理想に近付けていきました。完全独立タイプで周囲からの視線を遮りながら湯浴みした時に見える景色にこだわり壁の高さを調整しました。夜間のライトアップも入浴時を考えてマリンライトとダウンライトを設定部位ごとにスイッチを設けることで夜の雰囲気のバリエーションを楽しめるように工夫しました。打合せ時には、意匠、構造、製品面などいろいろな場面で林田順平商店滝本さんに助けて頂き完成に至りました。お客様も大満足で次の構想も考えていらっしゃるとのこと。今後が楽しみです。

東京都

株式会社ユニバーサル園芸社様

コメント：CONCEPT　JOYNER THE MOMENTS
英語の『JOIN』は「ヒトと団結する、つなぐ」という意味があります。『JOIN』をあえて『JOYN』としているのはその瞬間を『JOY：楽しむ』愉しんで頂きたいという思いを込めています。それぞれの役割を担い、リレーションシップを行いながら『瞬間』をつないでいく。社員のみなさま、ゲストのみなさま、そして植物のある空間を作り育てていくわたしたち。
「緑のある場所」を通じて「働く」をもっと楽しく、「緑のある場所」を通じて「関わり」をもっと深く、「発見」「出逢い」「学び」「リラックス」の瞬間があり、「心おどる」場所になる。すべてのヒトがつながり、その「瞬間」をみんなで育てていく時間をご提案しました。

沖縄県

有限会社吉田木工所様

コメント：ペンション事業の一環としてのウッドデッキ施工工事でしたので、第一に宿泊利用者の安全への配慮を考えました。
また、水に強い素材の選定、そして全５棟ありましたので、リーズナブルな設計・施工方法を考える必要がありました。その上で、みた目のスマートさにも配慮し、ウリン材を生かし、頑丈・頑強な設計に心がけました。
苦労した点は、遠方の沖縄県での工事でしたので、決められた期間内に１棟ずつ施工していったのですが、帰りの飛行機の日程の前日までになんとしてでも完成させる必要があったため、雨が続いたりもしたので、天気との戦いでもありました。

富山県

グランプガーデン／有限会社新田建商様

コメント：空、風、街の景色を存分に味わいながら食事できるスペースを。ということで設計したビルの屋上テラス席。
予算のこともあり樹脂デッキ案もありましたが、本物の質感でお客様をおもてなししたい！ということでウリンデッキを採用しました。
屋上への荷揚、施工後の建物への負荷を減らすためデッキ材は20mm厚を使用。代わりにアルミ製の大引きを密に配置して強度を確保しました。
ガラスフェンス、デッキ、パーゴラフレームが相まって、つい外に出てみたくなるテラス席が完成しました。

東京都

株式会社ユニバーサル園芸社様

コメント：CONCEPT　NEW NORMAL
ベランダガーデンの新しい形を模索しました。大規模改修工事に備え、すべての構造物を壊すことなく撤去出来るよう設計し、解体→保管→再設置というお客様にも環境にも優しい設計となっております。また六本木という立地に際し、どのように借景を取り込むかという点で、構造物の高さの調整など設計段階で苦労しました。

東京都

Veroot（ベルート）様

コメント：施工場所は敷地北側で少しうす暗い感じの場所でした。北側の光量でも耐えうる植物を選び白い砂利を撒くことによって暗さを解消しました。
施主様は音楽関係の方だったのでフェンスのデザインは五線紙をイメージし音符にみたてた角材やト音記号をアクセントにしてみました。なるべく短尺材を使用しコストを抑え、まもの幅と半幅ものとを組み合わせてデザインしました。
ウリン材を選んだ理由は、湿り気に強く対応年数の長さとメンテナンスがほぼ要らないからです。また、上記の理由から花壇の材料としても使用できるのでフェンスと小上がりのデッキ、花壇と統一感がだせたと思います。

高知県

株式会社益岡工務店様

コメント：築50年以上のビルを建て替え、小さなカフェを創るプロジェクトである。解体したのは施主の父が設計し建てたビルであり、施主の思い入れのある建物だった。ビルを残そうとも考えたが老朽化や耐震性を考慮し、解体という苦渋の決断をするに至った。今回新築するにあたり、解体前のビルの内装で使われていたガラスブロックを活用しビルの思い出も残しつつ、カフェの中心に配置して店内の雰囲気を作り出す計画とした。しかしながら解体時に割れてしまったガラスブロックも多く、数が足りない状況であったため、新しく同サイズのガラスブロックを組み合わせることで解決できないかと考えた。既存のガラスブロックのサイズである115mm角はほとんど売りに出ていない規格であったが、御社にて販売されており、組み合わせたところシンプルでなじみが良く、既存のレトロ感もありつつ新鮮さも感じられる雰囲気を造ることができたと思う。新旧混じったガラスブロックを通した光が、来店者をやわらかく迎えている。

大阪府

角武様

神奈川県

株式会社Heal The Garden 様

コメント：お庭に池と植栽が入るようなリフォームをしたいというご要望をいただきました。お住まいは正面に富士山が見える絶好のロケーション。お庭のスペースを広く設けるため、鉄骨架台を組んで車庫上にはウリン材のデッキをご提案しました。ご要望の庭池はビオトープとしてリビング窓の正面に。室内からも四季の移ろいを楽しめます。デッキに設置したパーゴラには藤を誘引し、将来的には藤棚になります。ウリンのパーゴラに藤が花咲く日をご家族そろって楽しみにしていただいています。

大阪府

有限会社サウスワン様

コメント：2011年に玄関アプローチの改修工事をさせて頂き、大変気に入って頂き、2016年に中庭の改修工事をした現場です。玄関改修工事の時にウリン角列柱のデザインを考えたので、玄関からの調和を考えＲ状に配した列柱及び古いブロック塀を板塀貼にし植栽の緑が際立つように考え、日差しによる影が玄関ホール大理石に映り良い雰囲気を醸し出しております。

三重県

株式会社東万様

コメント：津市の中心部に位置する悠久の歴史を持つ古刹四天王寺。当寺は数年前まで敷地内にて幼稚園を運営していた。幼稚園の閉鎖より数年が経ち当時の園舎であった建物はリノベーションされて現在はギャラリーや地域情報誌の編集室、カフェや劇場などがテナントとして入る地域の文化発信地となっている。そのかつての園庭の一角には５０年ほどのクヌギやクスノキの植わってるスペースがあった。そのスペースは時間の経過と共に雑然とした空間になっていたが、その空間を住職の依頼により「地域に開かれた親子の集まれる空間にする。」という目的をきっかけに地域住民だけでなくテナント利用者も気軽に立ち寄れるスペースとしてリノベーションした。

人はみなテラスや庭と言われる外部空間に触れて生活している。それは自宅のベランダであったり通勤途中に通る公園やオフィスのランドスケープだったりする。本空間は自庭でもない、公共ランドスケープでもない利用者にとってそのちょうど中間に位置す「第3の庭」を提供する。新しい質を持った空間の中で,利用者がバランスを保ち空間と関わることで、アイデアや人間関係、親子の絆などの構築に役立つことを願っている。

風の丘藤水保育園　園庭天然樹を使った遊具兼モニュメント　デザインした時のコンセプトは航海。高台を利用して作られたウッドデッキは園庭広場に船の看板部分の様にせり出している。その船首近くには操舵手の握る操舵輪が設置されている。そしてそのすぐ後方には進行を見定める為にキャプテンが座る特等席があるが、この部分はジャングルジムとして使われている。迫り出したウッドデッキからは滑り台が連結されておりそこから滑り降りた園児は丘に登る緩やかな階段を駆け上がり、何度も何度も遊びの輪が増幅する。丘の高低差を利用した立体的な園庭になった。

宮城県

有限会社海馬工苑様

コメント：「河原カフェ」水深20センチ程度のせせらぎで 1/f ゆらぎを感じながら、一人でお茶を愉しむ贅沢と苦悩がコンセプト。大きな川石で川辺や中瀬を、小さな川砂利でせせらぎを模し、自然に溶け込む温かい素材「ウリン」と冷たいタイル素材をデッキという形でランダムに配置し、気分しだいで落ち着く場所に回遊できるようにデザインした。

神奈川県

株式会社Heal The Garden 様

コメント：もともとは砂利敷だったお庭を、もっと有効に使いたい、とご相談をいただきました。お子様の遊び場、BBQを楽しむ場所としてウッドデッキをご提案。アメリカンヴィンテージがお好きなご主人さまが、ご自身でサビ加工を施したサインプレートを飾りたい、というご希望がありました。何をどこにどう飾ろうか、全てを計画した上でデッキをプランニング。イメージされている空間には、ウリン材がぴったりだとご提案をさせていただきました。ステップを広くとり、単調にならないように工夫を。夜はライティングにより、ウリン材がまた違った表情を見せ、さらに雰囲気のある空間になりました。

三重県

株式会社東万様

コメント：新築後、庭を活用できておらずBBQや小さなお子様が遊べるスペースを造りたいとご依頼がありました。砂利だった部分をすべて人工芝に替え、夏場も活用できるように日除けのスペースも設けました。汎用性があり、木の質感もお好みでしたのでウリンを採用しました。また、ウリンを活かしBBQのオリジナルテーブルも設計しました。

審査委員長
有限会社エクスプランニング代表取締役
エクステリア＆ガーデンアカデミー学長
一社）日本エクステリア設計協会会長
古橋宜昌

新型コロナウイルスによる新規感染者数が減少傾向にあるとはいえ、新たな変異株も発見されるなどまだまだ油断が出来ない中ではありましたが、MarvelEX施工コンテスト2021に対して全国から沢山のご応募を頂きまして誠にありがとうございました。旅行業界や飲食業界ではコロナの影響も大きく、あまり良いニュースを聞くことができませんが、エクステリア＆ガーデンの業界はテレワークの影響もあってお庭の見直しを考える方も多く、庭のやり替えでありますガーデンリフォームが非常に注目をされております。そして、その中においてはウリンを中心とするウッドデッキの需要が顕著で、室内では得られない開放感と自然に触れる心地よさを求めて、多くの方が庭で暮らす楽しさを満喫されています。一般的に天然木は時間と共に劣化してしまうものが多く定期的なメンテナンスが必須となりますが、ウリンは月日が経つにつれて落ち着いた風合いになり「経年美化」を楽しめる数少ない自然素材であります。今回のコンテストでも建物の外部空間を生活空間として楽しめる様に工夫された作品が数多く見受けられ、専門店様の高いデザイン力と施工された職人さんの技術力が感じられるものが多くどれも甲乙つけ難い内容でした。

本来、日本の庭園は室内から眺めたり、回遊することが目的造られてきましたが、これからは積極的に庭にでて活用できるものへと大きく変わっていくと思われます。そこに耐久性の高いウリンが床や壁、そして頭上へと使われることによって豊かなガーデンライフがより一層認知されることを祈って総評とさせて頂きます。

<p>応募期間　2021年7月1日～10月31日<br />
応募施工　2020年11月1日～2021年10月31日竣工分まで</p>
<h3 class=”title”>各賞紹介</h3>
<table class=”left”>
<tbody>
<tr>
<th>最優秀賞</th>
<td>全作品の中から1点</td>
</tr>
<tr>
<th>ウリンデッキのあるお庭の風景賞　住居部門</th>
<td>金賞、銀賞、銅賞</td>
</tr>
<tr>
<th>ウリンデッキのあるお庭の風景賞　非住居部門</th>
<td>金賞、銀賞、銅賞</td>
</tr>
<tr>
<th>ウリンフェンスのあるお庭の風景賞</th>
<td>金賞、銀賞、銅賞</td>
</tr>
<tr>
<th>MarvelEX賞</th>
<td>金賞１点、銀賞２点、銅賞２点</td>
</tr>
<tr>
<th>SDGs理材活用賞</th>
<td>金賞１点、銀賞２点、銅賞２点</td>
</tr>
<tr>
<th>ウリン維新賞</th>
<td>一本</td>
</tr>
<tr>
<th>最多応募数販売代理店賞</th>
<td>一本</td>
</tr>
<tr>
<th>最多応募数施工店賞</th>
<td>一本</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p><span style=”background-color: #ffffff; color: #ff0000;”>＊MarvelEX賞はウリン以外の弊社直輸入商材　（ガラスブロック・ロートアイアン・スペインタイル)を内装・外構に使用した施工例</span></p>