MarvelEX 施工コンテスト2023 受賞作品

部門紹介

最優秀賞	全作品中1作品
ウリンデッキのあるお庭の風景賞　住居部門	金賞　銀賞　銅賞
ウリンデッキのあるお庭の風景賞　非住居部門	金賞　銀賞　銅賞
ウリンフェンスのあるお庭の風景賞	金賞　銀賞　銅賞
MarvelEX®賞	金賞　銀賞（該当なし）　銅賞（該当なし）
SDGs理材活用®賞	金賞　銀賞　銅賞
審査員奨励賞	４作品
アイデア賞	3作品
ウリン維新賞	1作品
最多応募施工店賞	施工店様１店舗

大阪府

株式会社木匠様

まるで迎賓館のような、非日常のやすらぎ空間をご提案しました。
高台という土地の条件をうまく利用し、外部との視線をカットできるように外周部分にはウリン材でフェンスを設置し、既存の高木（エノキ、ノグルミ）などの木陰をうまく利用したウリン材のデッキを法面に張り出すように設置しました。
庭の中心には、上質な空間を演出できるよう、ウリン製のソファベンチを配置し、足元にはLEDバーライトを仕込み、アウトドアクッションなども取り入れて、尚且つタイルや周囲に灰汁を出さないように、雨水の落とし方にも配慮し、可能な限りシンプルに見えるよう手間を惜しまず設計しました。

全体としては既製品を一切使用せず、高耐久性で湿気にも強いウリンをふんだんに使い、自然に馴染むやすらぎ空間を演出できたと思います。

富山県

グランプガーデン／有限会社新田建商様

コメント：完全目隠し希望。ただし風は通るようにしたい。
メーカー既製品のフェンスが並ぶ住宅街にあって、他とは違う目を引くようなデザインを希望。ということで設計がスタート。
ルーバー状にするアイディアはすぐに浮かんだものの、どうやって形にするかで悩みました。
最終的に４５×７０のウリン材をななめに割り、ベースとなるウリンブロックを数百個製作。フェンスの重量や風の影響等も考慮しつつ、柱となるアルミ材の径や本数を決定。カーポートの柱との通りを合わせることで、材料費、工事費を抑えるよう工夫しました。
また門扉もフェンスと同一デザインにするため、加工しやすいアルミサッシの框組ドアを利用しました。
設計、工事ともに苦労しましたが迫力ある仕上がりになり、お客様にも満足いただける現場となりました。

広島県

そらやLandscape 様

コメント：テーマ【不思議の国のアリス】
お施主様のお家のテーマがアリスでしたので、それに合ったお庭のご提案をしてほしいというのがご要望でした。
アリスに出てくるトランプをイメージして、シンボルに設けたスペードのトランプはロートアイアンで作成。
建物サイドにお子様用の自転車置場にも統一感出るようにロートアイアン棒へスペードマークを設けています。
将来的に錆びていくのも、一つの古美化として捉えて、経年劣化も楽しんで頂きたいので、ロートアイアンを採用しました。
全体的にアリスのような可愛らしいイメージと暖かみも感じてもらいたかったので、木材はウリン材を採用しました。
ただ並列にウリン材のフェンスをするより、ランダム施工にして、かわいらしさを演出しております。
フェンスと同様に自転車置場もウリン材で造作で設けております。
より自然に溶け込むようになるように、お庭のプランに曲線を多く設けて施工をしました。
お施主様にとっての唯一無二のお庭ができたと実感しております。

大阪府

株式会社木匠様

コメント：高耐久性と湿気に強いウリンを使用し、庭にくつろげるソファベンチをご提案しました。短尺材を多数使いながらも、上質な空間を演出できるよう、テーブルをアイジャクリ加工をしたり、足元にはLEDバーライトを仕込み、アウトドアクッションなども取り入れて、尚且つタイルや周囲に灰汁を出さないように、雨水の落とし方にも配慮し、可能な限りシンプルに見えるよう手間を惜しまず設計しました。施工の際も、防水の埋込コンセントやLEDバーライトの下地や配管などには苦労しましたが、完成した時には、庭の中心に成り得る、想像以上の居心地のいい空間になったのでは、と安堵しました。

富山県

グランプガーデン／有限会社新田建商様

コメント：バルコニーをウッドデッキのようにしたいというご要望から始まった今回のプロジェクト。
床だけでなく、バルコニーの腰壁にもウリン素材を施工することで、リビングから見た時に素材感を存分に感じられるような仕上がりになりました。
２階バルコニーということで、重量にも配慮し、デッキ厚みは２０ｍｍ材を使用。その分軽量なアルミの根太を多めに配置してたわみを軽減してあります。

山形県

株式会社プランニューエフ様

コメント：ご自宅でﾖｶﾞ教室をされている施主様のお庭へ屋外ﾖｶﾞﾃﾗｽを設計・施工させていただきました。
ﾛｹｰｼｮﾝがとても良い場所なので、ﾃﾗｽでのﾚｯｽﾝ中にそこから見える風景も合わせてﾘﾗｯｸｽする事が出来るように開放的な設計を心掛けました。
また、ご家族がここで過ごされる時間に寄り添うよう使用用途を絞らず、汎用性を高めるため見た目も機能もｼﾝﾌﾟﾙにしています。

東京都

ベルート様

コメント：O様邸のお庭は南向きに面していて陽当りは抜群にいい立地でした。ブドウ木やバラなどの植物を這わせる棚やフェンス、家庭菜園が楽しめる大型のプランターをご要望でしたので庭でくつろげるようデッキを提案し、尚デッキにブドウ棚を組み込み夏の日除けとしても機能するようにデザインしました。長年風雨や土を入れても腐食しないウリン材をご提案しました。

審査委員長
有限会社エクスプランニング代表取締役
エクステリア＆ガーデンアカデミー学長
一社）日本エクステリア設計協会会長
古橋宜昌

今年もマーヴェレックス施工コンテスト2023への沢山の作品のご応募を頂きましてありがとうございました。このコンテストはガラスブロックやロートアイアンなどを使用した作品を対象としたMarvelEX＠賞もありますが、多くの作品はウッドデッキやフェンスなど耐久性の非常に高い天然木でありますウリンを用いた外部空間の設計、施工事例のエントリーとなります。このコンテストに作品をご応募頂いている皆さんは当然ですがこのウリンについてその特徴はご理解頂いていると思いますが、まだまだ多くの方はウリンの尊さについてご存知ないのではないかと思いこの機会に少しお話をさせて頂きます。

ウリンはウッドデッキやフェンスとして使える太さになるまでになんと200年以上の歳月が必要となることをご存知でしょうか？ウリンの故郷、インドネシアの人々は自分で苗木を植えても生きているうちに収入にならないのでだれもウリンを植えようとはしないのでこのままではこの貴重な自然樹木が地球上から無くなってしまいます。そこで日本から資金的な支援をしながらウリンを現地に植樹するプロジェクトを林田順平商店が推し進めています。

ウリンは現地でも聖なる樹とされていて特別に扱われていますが、原木から製材する過程で傷や割れなどを省いていくとロスが多くほんの一部しか日本に出荷することが出来ないのが現状です。そのためコストも掛かり「高い材料」と言われてしまいます。天然素材だからこそ多少の傷や色むらはあるのが当たり前、多少傷があってもデッキなりフェンスなりその面を裏側や構造部分に使うなどの配慮をして頂くだけで限られた資源が有効活用されます。長さの短い材料もアイデア次第で活用も出来ます。どうか200年という歳月を掛けて育ってくれたウリンを大切に使って頂き、2024年のコンテストにその素晴らしい姿をエントリーして頂けることを切に願っております。

応募期間　2024年7月1日～10月31日
応募施工　2023年11月1日～2024年10月31日竣工分まで

予定各賞紹介

最優秀賞	全作品の中から1点
ウリンデッキのあるお庭の風景賞　住居部門	金賞、銀賞、銅賞
ウリンデッキのあるお庭の風景賞　非住居部門	金賞、銀賞、銅賞
ウリンフェンスのあるお庭の風景賞	金賞、銀賞、銅賞
ガラスブロック賞	金賞、銀賞
ロートアイアン賞	金賞、銀賞
SDGs理材活用賞	金賞、銀賞、銅賞
スモールデッキ賞	１～２点
サステナブル賞	１～２点
ファーミング賞	１～２点
ウリン維新賞	１～３点
最多応募数販売代理店賞	１点
最多応募数施工店賞	１点

＊MarvelEX賞はウリン以外の弊社直輸入商材　（ウリン・ガラスブロック・ロートアイアン・スペインタイル)を内装・外構に使用した施工例